大分市議会 2019-03-15
平成31年建設常任委員会( 3月15日)
岩崎委員、では、後ほど資料をお読みになってください。
全員にお配りください。初めてですから、お願いします。
ほかはよろしいでしょうか。
○
岩崎委員
それに関連してなんですけれども、事前に
仮想天守イルミネーションの事業についての
予算計上がされておりますけれども、その内訳について見させていただきました。その中で、警備費が上げられておりますが、実際どのような警備をしているのか、教えていただければと思います。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
まず、
イベントのときの警備というのがございます。それと、駐車場のあけ閉めをさせていただいておりまして、駐車場のあけ閉めの分は警備の方にお願いしているという、そういう状況でございます。
○
岩崎委員
つまり、駐車場のあけ閉めと、
イベントのときの警備が上がっているということですね。
登るような
子供たちがいたりしたら、駆けつけるというようなことも、警備の中に入ると思うのですが、そのようなのは、警備の中に入っていないということでしょうか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
イベント時は、それは対応できると思いますけれども、常時は、そこの対応はいたしておりません。これまでの
建設常任委員会でも、そういった安全性の確保ということで御意見をいただいておりまして、下から、今、灰色のシートを巻きつけさせていただいて、簡単には上れないようにしておりまして、あと、4階建ての
イルミネーションですけれども、階段を下のほうに隠して、上のほうに上がれないように、そういった工夫はさせていただいて、子共を含め、要は市民の方が上れないような、そういった対応をしているということでございます。
○
岩崎委員
それと、
イベント自身も、この
予算計上の中には含まれております。
イベントはいつごろ予定して、どのような
イベントをする予定なのか、現時点でのわかるところを教えてください。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
イベントは、
ラグビーワールドカップの開催の時期、10月から11月にかけて、3回ほど予定しておりまして、詳細につきましては、今詰めている状況でございまして、より具体的なものがまとまりましたら、また改めて御報告させていただけるというふうに思っております。
○
岩崎委員
この
大分城址公園整備・
活用事業は、当初いただいた
重点項目というか、新年度の予算のポイントの中に挙げられている、
仮想天守の活用というところで、
仮想天守にかかわる記述がない。今回の
仮想天守に関する予算がどれくらいついているのかというところを調べるときに、わかりにくかったので、しっかり記載していただきたいというのを要望させていただきたいと思います。
○
足立委員
イルミネーションについては、私のもとに、大変いいねという意見が多く寄せられております。具体的には、各会社の概要とか、そういったところで、夜間の
イルミネーションが見えながら、会社の紹介をするとかいう具体的なものが出ております。だから、
ラグビーワールドカップに向けての、一生に一度になるような
イベントですから、広く市民の意見を聞きながら、みんなが納得するような、昼も楽しめるようなものを、なるべく早く市民に提示するように考えてもらいたいと思います。お願いします。
○
藤田委員長
ほかはよろしいでしょうか。
○
高橋委員
367ページの
西部海岸地区魅力創造拠点施設形成事業、この中に、今地域の方が
協議会をつくって、どういうものをつくっていくかとか、検討されているとは思いますが、今回の質問の中でもありましたように、国の
地方創生の事業とか、そういったものを、私が調べたところによると、道の駅を議会で質問させていただいたときには、国の事業の中の
メニューで、道の駅には補助を出すという
メニューがありました。大分市の中で、その当時、
大平しか道の駅はなかったので、
田ノ浦地区に道の駅をつくったらどうかという提案させていただきましたけれども、
メニューも、今どうなっているか知りませんけれども、今回の
一般質問の中でも、
補助金もいただきながら、あの当時は、土地の代金等は全部国が見るとか、そのようなことがあっているので、非常に地方が活性化するという、そういった
メニューがありますので、そういった面では、今見てみますと、三千数百万円の委託料とか、全体を見渡しての中の一部ということになるのですけれども、そういった面では、国の事業も参考にしながら、早目に取り組んでいただくことを要望したいというふうに思います。
外国のインバウンド的なこともありますので、いい施設をつくっていただければなと、思うところでありますので、よろしくお願いします。
それと、375ページ、浜町・芦崎・
新川地区住環境整備事業は15年間ぐらい経過しておるとは思いますけれども、
事業費を見ますと、1,630万6,000円ということで、もう終結に近づいてきているのかなと思っています。これが、十七、八年前の出発点のときには、まずは劣悪な浜町、芦崎を整備したいんだという思いが、市の職員の中にもありましたし、地域の方々の思いがありました。あの地域の世帯数を考えてみますと、本当に全国に類を見ないような
密集地帯ということでありました。そういった中で、芦崎、浜町ということを、まず優先して
都市計画道路ができまして、その周辺にサブ的な道路ができたんですけれども、その中には、まだ狭い土地や、全然接道してないところもありますし、そういった面では、これからそういったところの声も聞きながら、ぜひ、次の
ステップに進んでいただきたいと思っています。不公平さが非常に出ています。そういったところと、まだ、そのときは新川、芦崎、浜町という、新川もついていましたけれども、新川の中でも、非常に劣悪なところがあります。その当時の話の中としては、まずは芦崎、浜町という話でありましたので、もう一度、そういった地域の方々と協議し合いながら、
協議会の中には、新川の方はおりませんので、声が届いてないかと思いますけれども、担当者の方はもう一度、そういったところに目を向けていただいて、浜町については、道路が通ったところと、通らないところが、まさしくあります。通ったところはいいですけれども、間に挟まれた人というのは、本当にまだ劣悪です。そういったところも考えていただいて、終結に向かっていますけれども、まだ残されたところがあるということの認識を、ぜひ持っていただきたいと思っていますので、要望としてお願いします。
○
足立委員
ビフォーアフターの資料を見せてください。
○
藤田委員長
では、
資料提供のほうお願いいたします。
では、今
高橋委員の2点の要望の件はよろしくお願いします。
ほかにありませんか。
○
国宗委員
381ページ、
子ども広場設置補助金ってありますが、この
子ども広場の位置づけはどうなりますか。
都市公園と、また違いますよね。ちょっと教えてください。
○分
藤公園緑地課長
子ども広場の
補助金の使い方というところで、
自治会に
都市公園がない地区、そういったところで、自治区の中で、民地になるんですが、そういったところで5年間の担保がとれるのであれば、整地から遊具の設置、そういったもので
上限金額を決めた中で、要望を受けております。
○
国宗委員
これ、遊具をつけないと悪いということだったのですけど、
維持管理は、基本的にどうなりますか。
○分
藤公園緑地課長
維持管理については、基本的には地元で行っていただきたいと。清掃、除草、そういったところはやっていただけますかというところのお願いをさせていただいているところです。遊具に関しては、年数がたつと老朽化というところでは、改築、更新、そういった事業も、この中で行えるようにしております。
○
国宗委員
日常点検は
自治会がやるのですか。
○分
藤公園緑地課長
日常点検等、当然地元の方が使われているというところでは、何かあれば、
公園緑地課のほうに言っていただき、うちの職員のほうが必ず点検をするようにしているところです。
○
国宗委員
何かあってからでは、遅いと思いますけどね。例えば、点検のスケジュールの中に入れておくとか、そういうことをやって、多分
自治会で遊具の点検までは難しいと思うんですね。例えば、事故が起こったときの責任とか、その辺とかいうのは、どのように考えていますか。
○分
藤公園緑地課長
事故が起こった場合というところでは、基本的に、うちが
保険対象としているのが、
都市公園の管理しているものが対象となっております。実際には、そこで事故が起こってないのが現状ですが、
保険対応が難しいのではないかと。
○
国宗委員
今のところ、危険性が感じられるので、よく管理をして下さい。地元で何でもかんでもやるのは、多分現実的に難しいと思うんでね。利用者は
都市公園とこういう
子ども広場というのは、多分区別があんまりわからないと思いますので、今後どうやっていくかというのは、これから御検討いただけませんか。要望させていただきます。
○
野尻委員
自治会管理ということで、
先ほど説明を受けたのですが、ことしは、何カ所予定していますか。それと、1
自治会とか、1
公園当たり補助金幾らぐらいで調整していますか。
○分
藤公園緑地課長
基本的に新設をする場合というところでは、
市街化区域内外で金額が違うのですが、
市街化区域内のところでいきますと、130万円を上限としております。違う場合のところでは230万円を上限としているところです。
改修費については、地区内が60万円、地区外が80万円としております。
○
藤田委員長
それで何カ所ですか。
○分
藤公園緑地課長
何カ所という形ではなく、500万円の中で、130万円ぎりぎりで臨んでくる場合ではありません。見積りをとった中で、130万円まででいいよと言いながらも、結果的には70万、80万とかいうところがありますので、要望を受けながら行っております。
○
野尻委員
新規事業みたいなので、詳細な資料をいただきたい。
○分
藤公園緑地課長
大分市
子ども広場設置補助金交付要綱というものがありますので、この中で、金額とか、そういったところを載せているところでございます。後ほど資料を配付させていただきます。
○
国宗委員
ノン
ステップバスの
補助金の関係です。何年間かずっと
補助金を出していると思いますが、高齢者の方とか、障害をお持ちの方とか、バスを利用しやすいということでいいと思うんですけど、よく聞くのは、大型のバスは、満杯になっていることが少ないということで、そのバスに対して大分市が
補助金を出すのはどうなのかという意見も少しあったので、例えば、今後、ノン
ステップバスの導入の
補助金と、意味が違うのかもしれませんけれども、環境に優しいものとか、小型のものとか、そういうものに誘導していくとか、その辺何か考えがありますか。ずっとノン
ステップバスばかりですか。
○
宮下都市計画部次長兼
都市交通対策課長
ノン
ステップバスの補助につきましては、基本的には中型メインに、今、進めております。実際の路線バスで市内を走るときに、中型バス、それから、大型バスで、購入の部分の費用が若干違うというところはありますけれども、運行に関しては、やはり運転手の、一つの路線を走るのを仕業といいますけれども、それが一番のポイントになっております。中型、小型というところを分けるのは、狭隘な道を走るとか、そういったところで小型を使っています。中型バスで通常の運行をしたときに、30人から40人という座席がある中で、現状は乗客が10人とか、そういった部分が見受けられますが、そこで運行上の費用の大きな差はないというところで、補助に対しては、中型のバスを中心に、今バス事業者とお話をしております。
大分県自体が、全国的に見てもバリアフリー化されたバスが非常に少ないという状況がございまして、大分市の中でも4割ぐらいのところがございますので、この事業については、また進めていきたいと思っておりますけれども、そういった、その時々の実情に応じて、バス事業者とどういった形でというのはお話をしながら進めておりますので、今後もそういった視点でまいりたいと考えております。
○
国宗委員
いいことだと思いますけれども、新たに予算もかかるかもしれませんが、例えば、環境に優しいとか、いろいろな角度で今後研究されたらどうかなと思いますので、要望させていただきます。
○
藤田委員長
ほかにはよろしいですか。
○穴見委員
戻って申しわけないですけど、大分城址公園の整備・活用のところで、文化財発掘調査等委託料と書いてありますが、その辺、前も調査されてたと思いますが、ずっと引き続きされているのですか。それとも、また、もう一回やるとか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
今、工事を、整備・活用
基本計画に基づいて、大手門の入り口、県庁から入る入り口、外苑の城崎の屋台のところ、そしてまた、トイレ、梅園の整備を予定しておりまして、その工事の着手に当たって、文化財の試掘調査を行うという状況でございます。本格的な調査は、平成32年度からという形で、文化財課からはお聞きしております。
○穴見委員
外というか、中をまた掘り返すとかじゃなくて、大手門のところ周辺ということでいいですね。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
工事をして、地面といいますか、当たるところについて文化財調査を行っていると、そういう状況でございます。
○
藤田委員長
ほかには、よろしいですか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、討論はありませんか。
○
岩崎委員
発言をいたしました
中心市街地の祝祭の広場の事業と、あと、大分城址公園の
仮想天守イルミネーションの事業については、やはり不透明なところがあり、効果のところで判断がつきにくいと、そういった立場から反対をさせていただきたいというふうに思います。
それと、日本共産党は、横尾の区画整理事業に関しては、会派として、凍結見直しを一貫して求めております。その立場で反対したいと思います。
○
藤田委員長
本件は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたします。
次に、第2条
債務負担行為、第2表中、
都市計画部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
釘宮都市計画部次長兼
都市計画課長
〔説明書520ページ~ 第2条
債務負担行為について説明〕
○
藤田委員長
ただいま
執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○日小田委員
マスタープランの業務委託の内容を、もうちょっと詳細に教えてもらえますか。
○
橋本都市計画課政策監
マスタープランは、大分県のほうが、来年度と再来年度にわたりまして、区域マスタープランというのを改定するようになっております。それに合わせまして、本市におきましても、平成23年3月に、
都市計画マスタープランを改定しておりまして、今回、県の区域マスタープランの改定に伴いまして、平成31年と平成32年と2カ年にわたって業務を行おうとしているところでございます。
内容といたしましては、平成23年3月に策定いたしましたマスタープランの見直しをするとともに、昨年度提案をいただきました地域
まちづくりビジョンですとか、あと、市民意見、そのあたりもしっかり取り込みながら、市民の意見をいただきながら、素案をつくるという業務をするということで、2カ年にわたって実施するものでございます。
○日小田委員
県のスケジュールを、今言われましたが、大分市のスケジュールはどうなりますか。
○
橋本都市計画課政策監
今のところ、詳細のほうはまだ決まっておりません。ただ、県のほうも、もう既に平成30年度から業務に入っておりまして、そのあたりも見据えながら、まずは、県のほうの動向を見ながら、3月29日以降、運用開始いたします立地適正化計画もつくっておりますので、そのあたりも入れ込んで、まずは、素案のたたき台をつくりながら、徐々にではありますけれども、2カ年かけてつくっていこうとするものでございまして、また、詳細が決まりましたら、
委員会のほうに御報告させていただきたいというふうに思っております。
○
藤田委員長
ほかにはありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第10号、平成31年度大分市大分駅
南土地区画整理清算事業特別会計予算の審議を行います。
執行部の説明を求めます。
○
釘宮都市計画部次長兼
都市計画課長
〔説明書181ページ~
平成31年度大分市大分駅
南土地区画整理清算事業特別会計予算について説明〕
○
藤田委員長
ただいま
執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。
続いて、
一般議案の審査を行います。
議第17号、大分市
手数料条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
山村開発建築指導課長
それでは、議案書の議17の1ページをお開きください。内容につきましては、お手元にお配りしておりますA4の資料により御説明いたしますので、ごらんください。
それでは、まず、提案理由といたしましては、建築基準法の一部改正に伴い、新たな許可及び認定の制度が規定されましたので、これに、係る申請の手数料の額を定めるとともに、号ずれ等の所要の改正を行うものでございます。
次に、建築基準法の改正の概要でございますが、3点ございます。
1点目は、建築基準法第48条の規定に基づく用途規制の適用除外に係る建築許可につきまして、改正により、公聴会及び建築審査会の同意の手続を緩和する規定が定められ、過去に許可を受けた範囲内での増改築については、公聴会及び審査会の同意を不要とし、また法令で定められた許可基準に合致する場合は、建築審査会の同意が不要となっております。
2点目といたしまして、既存建築物の用途変更を行う場合、現行法に適用させるための改修工事を段階的、計画的に行うことができる全体計画認定の制度が創設されることとなります。
3点目は、既存建築物を一時的に他の用途の建築物として使用する場合、許可を受けることにより、法の適用を一部緩和する許可制度が創設されることとなります。
以上の改正に伴い、これらの許可及び認定に係る手数料の額を設定することといたします。
最後に、条例の施行日につきましては、本条例の公布の日、または法律の施行日のいずれかの日からとしております。
○
藤田委員長
ただいま
執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。
○
野尻委員
この件ではなくて、いわゆる建築基準法に関する件で、質問していいですか。
今、レオパレス21の建築基準法、許可のこと、以前は、姉歯の建築が問題になっており、外部の建築許可を通ってきたほとんどの業者がそういう不正をやっている中で、そういった問題に対して、大分市としてどう考えているのか、どう対応しようとしているのか、聞かせてください。
○
山村開発建築指導課長
平成10年の法改正によりまして、建築確認は民間ができるようになっております。民間も、行政も、同じ権限を持った中で、建築確認検査を行っていると、これは国の法律で定められた中でやっておりますので、法律の中でも、民間確認に立ち入って検査をするということが、できるようになっております。その中で、何か不備があれば、指定をしている国とか県のほうに報告を上げて、何らかの処分が出ると、そういうふうな動きになっています。
民間立ち入りについては、今年度も、今月、大分市にある民間の確認機関に立ち入るということを予定しております。
今後も、このようなレオパレス等の問題もありますし、国のほうも外部
委員会等もつくって、対応も考えていることもお聞きしておりますので、法改正も含めた中で、国の動向も注視しながら、建築行政を行ってまいりたいと考えております。
○
野尻委員
民間確認機関への立ち入りだけでは、建築物等について立ち入りしない限りは、やはり不正は見抜けない。そこの部分で、行政がきちっと指導することによって、市民も守られていくわけなので、法律の上を行くのは、非常に難しいでしょうが、国に対して、そういう働きかけ、いわゆる民間等の対応、民間の確認に対して、どう国の基準を厳しくするとか、確認機関を厳しくするとか、そういう働きかけというのは、やはり行政として行っていく必要があると思いますので、条例等で対応するということは非常に難しく、法律を変えてもらわないと難しいと思いますけれども、そういうところの訴えを強めていただけるよう、これは要望しておきます。
○
藤田委員長
よろしいですか。では、課長、そういうことでお願いします。
ほかはよろしいですか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
以上で、当
委員会に付託されました
都市計画部所管分の審査は終了いたしました。
ここで、申し出により
執行部から報告を受けます。
まず、
中心市街地公有地利活用基本構想案について報告を受けます。
○
釘宮都市計画部次長兼
都市計画課長
中心市街地に位置する荷揚町小学校跡地、大分駅東側の22街区、54街区の利活用については、今年度末に利活用の基本構想を策定することとしております。これまでにも、総務、建設の両常任
委員会において御説明させていただきましたが、前回12月議会において、素案の説明を、市民より広く御意見を伺うためパブリックコメントを実施いたしました。また、2月20日に第4回外部
委員会を開催し、御意見をいただく中で、取りまとめた基本構想案について御説明いたします。
資料番号は1でございます。右上の資料1-1と書かれた市民意見公募の結果についてごらんください。
昨年12月19日から1月18日まで、1カ月間実施いたしましたパブリックコメントにつきましては、15名の方から24件の御意見をいただいております。
表の一覧表をごらんください。基本構想の利活用方針に関することが2件、商業施設、ホテル、マンションなどの具体的な用途に関することが14件、22街区の交通結節機能に関することが7件、その他が1件となっております。
次に、基本構想に反映させた意見について御説明いたします。
1ページをごらんください。用途に関するナンバー3、4では、
中心市街地における物販など商業施設はオーバーストア状態であり、既存商店街と共存共栄を図るため、現在不足している機能を導入すべきであるとの御意見をいただいております。
次に、3ページのナンバー15、16をごらんください。大分駅東の22街区、54街区については、大規模災害時の避難場所として確保してはどうかという御意見をいただいております。
これらの御意見を踏まえまして、取りまとめました概要版、A3横の資料1-2をごらんください。右側の3、コンセプトと利活用の方向性では、
中心市街地まちづくりグランドデザインを踏襲したコンセプト、県都にふさわしい
中心市街地の魅力を進展する
まちづくりのもと、各公有地の利活用の方向性を示しています。この中で、パブリックコメントでいただいた御意見を参考に、荷揚町小学校跡地の③と、22街区、54街区の③を既成市街地とお互いに機能を補い合い、共存共栄することで都心の魅力を進展させ、回遊性と滞留性を合わせ持つ空間形成を図るとしました。
また、22街区、54街区の②を大規模災害の対応として、安全、安心で快適な都市居住に向けた
まちづくりを推進しますとしております。
その他、次のページ、上段の4、
中心市街地公有地に求められる機能、及び5、事業手法などにつきましては、素案で示した内容で、外部
委員会からも了承を得られ、3月4日に今後の各公有地の利活用が、市民にとって有益なものになるよう、市民ニーズを把握し、夢を描くことのできる構想とすることを基調に、新しい時代の
まちづくりの方向性を踏まえた内容として、外部
委員会から市長に報告されたところでございます。
今後は、今回策定する本基本構想に基づき、次年度以降、民間事業者からの提案をいただき、対話を行うなど、事業者公募に向けて実現性の高い事業となるよう検討を進めていきたいと考えております。
○
藤田委員長
以上、報告がありましたが、質疑、意見等はよろしいですか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、次に、循環型バス実証運行事業及びふれあい
交通運行事業の実績について報告を受けます。
○
宮下都市計画部次長兼
都市交通対策課長
お配りをしております資料2-1をごらんください。資料がかなり多くなっておりますことから、ポイントを絞って報告をさせていただきます。
まず、報告の前段となりますが、本市では、平成29年4月より地域公共交通のマスタープランとなる大分市地域公共交通網形成計画を策定し、持続可能な地域公共交通を目指すこととしており、計画の実現に向けて、平成29年度には稙田地域、本年度の夏には大南地域において実証運行を行い、地域内の移動や駅への接続、大型商業施設への移動など、通勤、通学を初めとする利用者ニーズについて調査、検証を行ってきております。
本年度におきましては、大南地域に続いて、鶴崎地域及び明野地域で実証運行を同時期に実施し、買い物や通院などの利用者ニーズについて調査、検証を行いましたので、御報告いたします。
それでは、資料1ページをごらんください。前段でも触れましたが、事業の目的、概要については記載のとおりでございます。
次に、運行コースの概要でございますが、左の下の運行コースの概要のところの表に、鶴崎地域が3コース、明野地域が2コースということで表記をしております。
ページが飛びますけど、7ページをごらんください。運行ルートを詳細に説明したいと思います。
左側の鶴崎地域につきましては3コースで運行を行いました。まず、赤い色の鶴崎循環線は、鶴崎駅を起終点に、関園や下徳丸、森町などを経由しながら、時計回りに2便、反時計回りに2便で循環をいたしました。
次に、紫色の松岡鶴崎線については、松岡と鶴崎駅を往復するコースで、横尾や関園を経由し、往路、復路とも各1便で運行したところでございます。
次に、青色の宮河内パークプレイス線は、宮河内団地とパークプレイスを往復するコースで、松岡を経由いたします。
以上が、鶴崎地域のコースでございます。
右側の明野地域でございます。明野地域は2コースございます。オレンジ色の明野高城循環線は、アクロスタウンを起終点とし、高城駅周辺や小池原、猪野などの明治校区を経由しながら、反時計回りに3便、時計回りに2便、循環いたしました。
次に、緑色の明野団地循環線、こちらもアクロスタウンを起終点とし、主に地区内の団地を経由しながら、反時計回りに3便、時計回りに3便で循環するコースでございます。
詳しい運行時刻につきましては、8ページ、9ページに掲載しておりますので、後ほど御参照いただければと思います。
資料が前後しますが、1ページにお戻りください。
資料の右側に、全期間の利用者数を地域ごとに整理をしております。上段に鶴崎地域、下段に明野地域の利用者数をあらわしておりまして、横軸に日付をとりまして、縦軸に各校区の利用者数を積み上げております。全期間を通して、明野地域の利用者が多いという結果となっております。
次に、2ページをお開きください。資料の左側に、各校区の利用者数について整理をしております。どのコースも、平日の利用が多く、1日当たりの平均利用者数は、明野高城循環線の18人が最も多いという結果となっております。
資料の右側には、発車便ごとの平均利用者数をグラフにしております。市域内を運行する路線バスの大半は中型バスとなっております。その座席数は25名から30名程度というふうになっておりますので、路線バスの座席数、30という数を一番上に引いておりますけれども、これと比較すると、利用が多かった明野地域におきましても、非常に多いというような形の結果にはなっておりませんでしたけれども、明野地域の午前中での便の利用というのが多くありました。これまでの実証運行の中では、かなり利用が多かった地域だというふうに考えております。
次に、3ページをお開きください。ここから5ページまでは、実証運行の期間中に実施をいたしました乗り込み調査による聞き取りや、事前に募集をいたしました乗車モニターへの
アンケート調査など、計107名の御意見を整理させていただいております。なお、乗り込み調査は、2月9日の土曜日と、2月12日火曜日の平日に行いました。
資料の左中ほどのグラフにございますとおり、今回の実証運行におきましては、10代から80代まで、幅広い世代の利用が見受けられまして、特に、60代及び70代の女性の利用が多いという結果となっております。
資料の右側からは、コース別に整理をしております。まず、鶴崎循環線でございますが、資料中ほどのグラフは、横軸にバス停、縦軸の青い部分が乗車人数、オレンジ色の部分が降車人数を示しております。結果として、非常に利用者が少なかったという結果になっておりますけれども、高田南や大東団地入り口で乗車があり、利用者の外出目的は通勤のほか、買い物や通院という結果となっております。
次に、4ページをお開きください。左の松岡鶴崎線でございます。こちらのコースは、乗り込み調査の実施日においては、利用者がおりませんでしたので、一般調査によるアンケート結果を整理しております。森周辺での乗降があり、利用者の外出目的に買い物や通院が挙げられたところでございます。
資料の右側、宮河内パークプレイス線です。宮河内団地におきましては、パークプレイスの移動需要が確認できたという結果が出ているというふうに考えております。
次に、5ページをお開きください。資料左側、明野循環線、右側には明野高城循環線について整理をしております。両コースともに、利用者の多くがアクロスタウンの移動を目的としておりまして、外出目的は買い物と通院で半数以上を占めたという結果になっております。
最後に、6ページをお開きください。今後に向けた方向性を整理しておりますが、表の一番右側、バス路線再編に向けた方向性をごらんいただきたいと思います。
鶴崎循環線につきましては、乗り降りがあまり多くなかったということもございますけれども、買い物や通院の利用者ニーズに対しては、乗り継ぎ時刻表の作成など、既存のバスの乗り継ぎ情報の提供を行うこととし、松岡鶴崎線も同様でございますけれども、利用の活用を図ってまいりたいというふうに考えております。
宮河内パークプレイス線につきましては、現在鶴崎地域を運行する路線バスの回送時間等を調整して、通行区間をパークプレイスまで伸ばすことが可能であるかどうかといったことを検討してまいりたいと考えております。
明野循環線及び明野高城循環については、現在明野地域を運行する路線バスの運行区間の一部を見直すことで、アクロスタウンへの移動ニーズに対応できないかということも検討してまいりたいと考えております。
また、今回の実証運行のような循環線の構築についても、あわせて検討してまいりたいというふうに考えております。
循環型バス実証運行事業の説明は、以上でございます。
続きまして、ふれあい
交通運行事業の実績について御報告をさせていただきます。
資料2-2をごらんください。まず、運行目的でございますが、公共交通機関の利用が不便な地域に居住し、自家用車を運転しない方などの日常生活における移動手段を確保することを目的とした乗り合いタクシーという位置づけでございます。
制度の概要についてですが、対象地域は、最寄りのバス停から500メートル以遠としておりまして、運行ルート、運行日、運行時刻等は、住民の話し合いで決定をしております。運行回数につきましては、登録者数に応じて、6便から20便、利用できるようになっております。
運賃につきましては、1回200円となっておりますが、小学生以下と高齢者ワンコインバス乗車証の登録者は100円で乗車ができることとしております。
運行方法は、登録制、予約制としておりまして、1名でも予約があれば、現在運行をしております。
次に、3の運行実績でございますが、平成28年度、平成29年度の実績、それと、黄色で平成30年度の実績を着色して、これまで状況を示しております。
平成29年4月に現行制度となって以降、運行数、登録者数ともに増加をしている状況でございまして、今年度はまた、ルートがふえて28ルートということになっております。
次に、資料の右側に移りまして、本年度運行しているルートについてでございますが、ただいま申し上げました、現在28ルート運行しておりまして、表の左側から、本庁支所の地区名、ルート名、運行区間を示しております。赤字が、今年度新設された5つのルートでございまして、鶴崎地区の堂園、宮谷、大南地区の杉原、赤仁田、稙田地区の旦野原というふうになっております。なお、大南地区の樫原ルートにつきましては、旧判田ルートを赤仁田と樫原ルートに分割したことに伴う名称等の変更という部分も含まれております。各ルートとも、2月の上旬から運行を開始しております。
資料の2ページ目をごらんください。ふれあい交通の今運行しております全路線を掲示したものです。青い線を引いておりますが、これが現行の路線バスの運行ルートでございます。ふれあい交通の路線につきましては、緑色の背景で示したルートをオレンジ色で示した路線で示しておりますけれども、これが既存の23ルート。ピンク色の背景で示したルートに赤色で示した路線が新設された5ルートということになっております。
路線バスの青い線とふれあい交通のオレンジ、もしくは赤の線が交差した点に緑色の丸印をつけております。これが接続先の路線バスの停留所となっておりまして、その停留所の名前を示しております。
○
藤田委員長
ただいま
執行部から説明がありましたが、委員の皆さん、質疑等はありませんか。よろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、次に、パークアンドライド検索サイトについての報告を求めます。
○
宮下都市計画部次長兼
都市交通対策課長
資料3をごらんください。まず、目的でございますが、御案内のとおり、パークアンドライドは、自宅から最寄り駅やバス停付近の駐車場に自動車をとめ、鉄道やバスなどの公共交通機関に乗りかえて、目的地に向かっていただくという方法でございます。平成29年4月に策定をいたしました大分市地域公共交通網形成計画において、
中心市街地などへの過度な自動車の流入軽減と、鉄道、バス利用の促進のため、パークアンドライドの取り組みを促進するということとしております。
そこで、市内の各駅、バス停周辺の既存駐車場の情報を提供する検索サイトを新たに構築しまして、パークアンドライドの取り組みを促進してまいりたいと考えております。
次に、2、検索サイトの概要についてですが、サイトの名称は、大分市パークアンドライド駐車場ナビとしております。運用開始は平成31年4月1日を予定しております。掲載する駐車場といたしましては、月決め駐車場、コインパーキングとしております。また、掲載する情報といたしましては、名称、所在地、最寄り駅、バス停、収容台数、利用形態、利用料金、駐車場の写真、管理者連絡先等としております。
次に、対象のJR駅とバス停についてですが、JR駅につきましては、大分駅を除く16駅としております。大分駅を除きますのは、既に駐車場の情報を中心部の大分まちなか倶楽部、駐車場検索サイトというところで開設をしておりますので、私どもの検索サイトからはリンクなりで飛ぶような形にして、活用を図りたいというところで除いております。
バス停につきましては、JR駅の最寄りのバス停、それと
中心市街地へ向かう幹線道路の渋滞ポイントとなる箇所付近のバス停を選定しておりまして、JR駅の最寄りバス停以外は、木ノ上、戸次、金の手のバス停を選定したところであります。
次に、掲載駐車場でございますけれども、対象駅、バス停からおおむね500メートル以内にある駐車場といたしまして、実は、駐車場の場所の確認も含めて、抽出をしておりまして、事前アンケートにより掲載希望のあった駐車場数、駐車台数を、今、こちらに示しております。現在まだ意向確認中というところもございますので、今後掲載駐車場数がふえるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。
次に、資料の右側に移りまして、全体のイメージを示しております。
まず、①でございますけれども、トップページの地図上の電車マーク、電車もしくはバス停のマークをお示ししておりますが、その下には、駅名からも入れるように、駅名を並べております。いずれかをクリックしていただきますと、②で示しておりますけれども、その駅の周辺の駐車場地図が表示されまして、Pと表示しておりますのが駐車場でございます。このPを、さらにクリックしていただきますと、③に飛びまして、特定の駐車場が表示され、駐車場情報が確認できるということになっております。
期待される効果に移りますけれども、利用者においては、駅やバス停周辺の駐車場情報を一元的に入手が可能になるということ、また、パークアンドライドが、そのことで移動時間の短縮、定時性の確保、また移動中の安全確保が図られるということがあると考えております。また、本市におきましても、公共交通を利用した生活への自発的転換や、公共交通の利用促進、
中心市街地等への渋滞緩和、環境負荷の軽減が図られるものと考えておりまして、4月1日から始めたいというふうに考えております。
○
藤田委員長
ただいま報告がありましたが、委員の皆さん方から質疑等ありませんか。よろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、シェアサイクル実証実験についての報告を求めます。
○
宮下都市計画部次長兼
都市交通対策課長
資料4をごらんください。
まず、1の導入目的でございますが、経過とあわせて御説明します。
本市では、平成18年より、大分市レンタサイクルを大分駅周辺で運営しておりまして、平成29年度は2万2,000回を超える利用があり、多くの市民や来街者が利用している状況がございます。
その利用者への
アンケート調査では、複数のサイクルポートで自由に借りて返却できるレンタサイクルが欲しいとの声が多数寄せられていたことや、平成29年5月に策定されました自転車活用推進法の中でも、新たな都市交通システムとしてのシェアサイクルの普及が掲げられていることから、シェアサイクル導入について検討を進めておりました。
昨年の7月に、交通の利便性を高め、環境負荷の低減や健康増進、魅力ある観光振興に資することを目的として、プロポーザル方式によりシェアサイクル運営を行う事業者を募集いたしましたところ、自治体からの
補助金を必要としない運営を行うという事業提案をいたしました、E&Hシェアマネジメント株式会社と株式会社ドコモ・バイクシェアの共同提案を採用いたしまして、3者で協定を結ぶ中、平成30年10月1日よりシェアサイクルの実証実験のサービスを開始したところでございます。
次に、実証実験の現状でございますが、実証実験期間は、平成30年10月1日から平成31年3月31日の半年間としておりまして、現在電動アシストつき自転車を300台、30カ所のサイクルポートを設置して実施しているところでございます。
資料の3ページをごらんいただきますと、現在のポートの設置箇所を示しております。現在中心部を中心に、30カ所設置をしておりますので、御参照ください。
資料戻りまして、登録状況と属性でございますけれども、現在の登録者の年代別、居住地、それから、会員種別をまとめております。
登録者は幅広い年齢層が登録をしているのが見受けられます。その居住地は、市内の方が71%となっておりますけれども、県外の方も17%という状況になっております。
4点目に移りたいと思います。利用促進に向けた取り組み内容でございますけれども、4、5、6とも、これまで取り組んできた内容、取材を受けた対応、それとメディア等の掲載履歴を掲載させていただいておりますので、後ほど御一読いただければと思っております。
2ページをごらんください。利用状況でございます。利用状況につきましては、運用開始から3月7日までの会員登録数、貸し出し台数の推移をまとめております。
3月7日現在の登録会員数は693名となっておりまして、延べ貸し出し台数は1,843回となっております。運用開始の10月から12月につきましては、サイクルポートが13カ所での運用であったことや、市民への周知不足ということもございまして、登録者、貸し出し台数とも少ない状況がございましたが、12月末までにサイクルポートを予定の30カ所設置したところ、1月1日にはポート増設に合わせて回数がふえている、登録もふえているという状況になっております。
現在実施しております新規登録促進キャンペーンによりまして、登録者数、貸し出し台数ともに、今どんどん伸びてきているというところでございまして、平成31年3月につきましては、ごらんの状況となっております。
次に、8番目、実証実験による課題でございますけれども、利用者にとって重要な要素となるサイクルポートの確保、サイクルポートをふやせば、登録者がふえたという実態も踏まえまして、サイクルポートの確保、またサービスエリアの拡大と自転車の再配置業務のバランスの調整、公共交通との連携強化による利便性の向上などが課題として考えられております。
9番、今後の取り組みでございますけれども、ただいま申し上げました課題を整理することなどを視野に入れて取り組んでまいりたいと考えております。利便性の向上と利用回数の増加につながるポート配置について、エリア拡大も含めた配置計画を検討すること、また、ポートは、企業などの所有地を無償で使用させていただいておりますが、企業といたしましては、地域貢献などの面で評価が非常に高いという部分もございますので、今後のニーズを踏まえつつ、再配置とのバランスを考慮しながら、効果的な配置を検討してまいりたいということ、また、本事業を運営するE&Hシェアマネジメント株式会社は、本事業が公益性の高い事業であり、新たな交通システムとしての可能性を持っている事業であると考えていることから、現在行っております新規協力促進キャンペーンや法人会員の獲得、1日パスの販売店開拓などを重点施策として位置づけておりまして、さらなるキャンペーンの継続も検討しているという状況がございます。
10点目の実証実験期間に移りますけれども、このようなことから、実証実験期間につきましては、昨年の10月1日から3月31日まで、これまで半年間でございましたけれども、運営事業者との協議によりまして、季節変動を踏まえて、年間を通した利用傾向を、さらに把握したいという意向も出ております。また、サイクルポートの配置についても、今後検証していく必要があると、こちらも考えておりますので、本実証実験期間を平成32年3月31日まで延長したいというふうに考えております。
○
藤田委員長
執行部からの説明がありましたが、意見等ありませんか。
○
岩崎委員
一般質問で松本議員も質問されて、重複することがあるかもわかりませんが、登録会員数と貸し出し台数は、どこの都市も、徐々に伸びていくという傾向は、一点共通しているというのは聞いていますが、ほかと比べて、大分市のこの出だしの状況、どのような差異があるのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。
○
宮下都市計画部次長兼
都市交通対策課長
地域、地域で、人口とか規模が違いますので、登録者数のみでは比べられないところはございますけれども、グラフ的な推移というのを見たところでは、他都市と同じような状況かなというふうに受けとめております。
それと、私どもが実証実験を始めましたのが10月であったということもございまして、12月、1月というのは、非常に冬の寒い時期で、なかなか自転車を使っていただけないという状況もございましたので、そういったことも含めて、また今後いろんな季節の中でやっていこうというふうに、今予定しております。
推移については、そういった状況でございます。
○
岩崎委員
松本議員はポートの改善というところで、利用をふやしていこうというような見解でしたけれども、ポートの増設ですよね、私は、それが大事じゃないかなと思ますが、増設についても検討されているという言及がありましたけれども、具体的に話を進めているところとか、明らかにできるところがあれば、今の増設状況をお聞きしたいのですが。
○
宮下都市計画部次長兼
都市交通対策課長
今回示した30カ所以外にもお話をしておりますけれども、明確に、まだお示しできるところはございません。ポートの考え方も、まず、運営事業者ともお話をする中で、まずは、人の多い
中心市街地に数を多く置いて、利用を定着させていきたいということがございます。ただ、私どもの方針の中には、今後市域内でも広げていって、例えば、野津原ですとか、佐賀関ですとか、単純に乗り継ぐのではなくて、そこに行って利用していただいてという利用方法もあるのかなというふうに考えているところもありますので、まだ明確には決まっておりませんが、そういった展望も持っておりますので、ポートの配置については、事業者のほうと、そういったことも含めて検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
○
岩崎委員
最後に提案ですけれども、全市的に導入するのは大いにいいことじゃないかなと思うんです。生活者の方が、外来者の方も当然そうなんですけれども、生活者の方が利用していくような制度になると、より広がっていくという点で、例えば、市営住宅とかも、ポートのところに検討してはどうかということを提案します。
○
藤田委員長
提案ということであります。
ほかはよろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、次に、大分市
開発審査会付議基準の改正についての報告を求めます。
○
山村開発建築指導課長
報告事項5の大分市
開発審査会付議基準の改正について御報告をします。
資料5をごらんください。
初めに、大分市
開発審査会付議基準についてですが、市街化調整区域で行える開発行為は、農林水産業の施設等に限られておりますが、
都市計画法第34条に基づき、個別に市街化を促進することがないなどの場合は、開発審査会の議を得てできることとしており、その基準として、国の開発許可制度運用指針に基づき、
開発審査会付議基準を定め、運用しているところでございます。
次に、2の今回の改正の背景につきましては、近年人口減少や高齢化などにより、空き家が数多く発生しており、集落のコミュニティーの維持や地域活力の低下が課題となる中、空き家となった古民家等を地域資源として観光振興や集落の維持に活用することの取り組みが必要とされております。この対応といたしまして、国は、市街化調整区域内の既存建築物を用途変更し、観光振興や集落維持の建築物として活用できるよう、開発許可制度運用指針を改正しております。本市におきましても、これにより
開発審査会付議基準を改正することといたしました。
3の付議基準の改正概要ですが、付議基準を改正することにより、市街化調整区域内において観光振興等のためのレストランなどの飲食店や宿泊施設、また、既存集落の活力維持のための賃貸住宅やグループホームとして、既存の建物を用途変更する許可を受けることが可能となります。
最後に、本基準の運用につきましては、4月1日より開始することとしております。
○
藤田委員長
ただいま報告がありましたが、委員の皆さん方から質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
では、次に、大分市緑の
基本計画についての報告を求めます。
○分
藤公園緑地課長
大分市緑の
基本計画は、現行計画策定後、約10年が経過する中、社会情勢や自然環境の変化と、計画の根拠法である都市緑地法や
都市公園法の改正など、緑の
基本計画に関する状況が大きく変化していることから、昨年度より見直しを行い、本年度策定することとしております。
これまで現況調査、市民意識調査を行う中で、関係部局とも協議を重ね、外部委員で構成されます大分市緑の
基本計画検討
委員会を7回、関係課長を委員といたします庁内検討
委員会幹事会を5回、関係部長を委員といたします庁内検討
委員会を4回、みどりの政策審議会を2回開催し、御意見をいただき、随時
建設常任委員会で報告させていただいたところでございます。
また、昨年の12月末より1カ月の期間でパブリックコメントを行い、その結果として9名、13件の御意見をいただき、このうちの3件の
都市公園のストックの再建、防災に対しての整備方針、用語説明について、追加及び修正を行い、お手元の資料6のとおり、案が完成いたしました。
今回は、ページを開いての説明は控えさせていただきますが、今回の
基本計画の主な改正点は、多用な市民ニーズに応えていくために、基本方針に「緑を活用する」を加え、民間活力の導入を検討し、公民連携により緑の適切な
維持管理を行うとともに、
都市公園などの特性に応じた魅力の向上を図ることとしております。
今後につきましては、議会閉会後に、大分市緑の
基本計画検討
委員会より市長に提言書を提出していただくこととしております。
○
藤田委員長
ただいまの報告でありますが、質疑等はありませんか。
○
野尻委員
緑の
基本計画というぐらいだから、植栽を切って、周辺整備するということはしないと思いますが、きのう、明野中学校の付近を走ったら、歩道拡幅のためか、桜は切ってる、ツツジは切ってる。まあ、見事というほかはない。
○分
藤公園緑地課長
明野地区の、桜、ツツジを切った経過について、学校施設課と担当部局である道路建設課が、道路拡幅に伴い、木を切ったということを、把握をしております。
この
基本計画の中でも、学校施設の緑地面積を15%以上、目標値を立てているところでございます。ただ、教育部のほうから、学校施設で、建物の今後の改築方針で、そういったところでは、一部切りますが、それが終わると、また改めて、その目標値に向けて植栽をしていただけると聞いているところでございます。
○
野尻委員
地域の要望等があってくるので、わかりました。あんまり切らないようにお願いします。
○
藤田委員長
ほかは質疑ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、第27回おおいた人とみどりふれあいいちについての報告を求めます。
○分
藤公園緑地課長
資料7をごらんください。
おおいた人とみどりふれあいいちは、豊かな自然を生かし、緑と花に囲まれた
まちづくりをテーマに、澄んだ青空、清らかな水、豊かな緑を持つ
まちづくりのために、市民一人一人の身近な花や緑を愛し育てる意識を高揚、定着させ、あわせて健康で文化的な生活を営む魅力ある
まちづくりを目的として開催しております。
ことしで27回を迎えることとなりますが、お手元の資料7、チラシ下段に記載しておりますとおり、事業の主催は大分市、おおいた人とみどりふれあいいち実行
委員会、共催は、大分市緑化推進
協議会、大分合同新聞社でございます。後援については、記載されております各団体でございます。
開催期間は、平成31年3月21日から5月6日を予定しており、桜の開花時期を迎える3月末からゴールデンウイークまでの47日間としております。
開会式は、平成31年3月21日午前10時から行います。会場は、例年どおり、平和市民公園多目的広場でございます。
開催期間中においては、庭園の展示、庭木や草花などの展示販売、飲食コーナー、ふれあい茶会を実施してまいります。
また、催し物といたしましては、チラシ裏面の日程表のとおり、剪定講習会やガーデニング教室などの参加型の
イベントのほか、樹木医による緑の相談室、家族や友人とオリジナリティーのある花壇づくりを競うふれあい花壇コンクール、身近にある竹や石などを使った各種体験教室など、多彩な催し物を開催し、これまで以上に、見て和み、参加して楽しめるような
イベントの充実を図ってまいります。
今回の会場内に特設ステージを設け、キャラクター
イベント、大道芸人による
イベント、各種物産展を予定し、多くの方々に訪れていただけるように計画しております。
委員の皆様方、ぜひとも御出席くださいますようお願い申し上げます。
○
藤田委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
最後に、市民意見交換会の意見・質問等に対する回答についてでございます。
昨年の市民意見交換会で出されました意見、質問のうち、当
委員会に係る部分につきましては、
執行部に提示しておりますので、その回答を受けたいと思います。
委員の皆さんのお手元には質問、意見と回答を、一覧表にした資料を配付しておりますので、こちらをごらんください。
それでは、
都市計画部より回答を受けたいと思います。
○
宮下都市計画部次長兼
都市交通対策課長
まず、番号1でございます。「本市では、公共交通機関の利用が不便である地域に居住し、自家用車を運転しない方などの日常生活における移動手段の確保並びに通勤及び通学の手段を確保するため、乗り合いタクシーであるふれあい交通を運行しております。
現在、佐賀関地区においては、木佐上、大志生木、大黒、福水の4ルートで運行しており、路線バスに接続し、佐賀関中心部や市内中心部への移動手段として御利用いただいております。
運行に当たっては、利用者の声を運行に反映するため、地域検討会を開催し、利便性の向上に努めるとともに、ルートの新設、利用者数の増加に向けた説明会等により周知を強化し、活用を呼びかけているところです」。
続きまして、2番の回答でございます。「本市では、JR九州の『スマートサポートステーション』につきましては、これまでJR九州に対し、慎重な検討と丁寧な説明、住民意見の反映等を求めてまいりました。そのような中、昨年2月に、JR九州が行った『スマートサポートステーション』に関する説明会において、駅のバリアフリー化を先行させるべきなど、市民から寄せられた多くの御意見等をJR九州が受けとめ、当初10駅で検討されていた導入計画が3駅での導入となり、残る7駅については、先送りされたところです。 こうした中、JR九州が昨年10月末に、新たに大分大学前駅と敷戸駅の2駅において、12月1日からの導入計画を発表したことから、JR九州に対し、大分県と共同で再度慎重な検討と丁寧な説明とを求める要望を行ったところです。 本市では、市民や利用者に不安を与えないよう、利用状況や安全性、利便性の確保など、十分な調査と検証を行うよう求めてまいりました。今後も、JR九州に対して導入計画の検討に当たっては、引き続き慎重な検討と丁寧な説明を求めてまいります」。
○分
藤公園緑地課長
3番につきましては、「キャンプもできるプレーパークのような場所として、現在市内には九六位キャンプ場、平成森林公園キャンプ場、高尾山
自然公園キャンプ場があります。プレーパークには、子供の遊び場を支援する安全管理を行うプレーリーダーが必要であり、その団体となるNPO法人や地域ボランティア団体が使用許可申請をしていただければ、平和市民公園や七瀬川
自然公園のような広い公園でも許可することが可能となります」。
4番につきましては、「大分市郷土の緑保全地区内での樹木の伐採については、届け出を行えば実施できることとなっております。 また、危険な樹木の伐採や保育のための間伐、伐採などについては、届け出をしなくても実施できることとなっております。 費用の助成については、郷土の緑保全協定を締結した土地利用者への、土地の面積1平米当たり4円と、固定資産税、
都市計画税相当額の助成を行っております」。
5番については、「公園内での
バーベキューにつきましては、区域を定めた上で平和市民公園、大分城址公園で行われるようにしており、また、本年度末より七瀬川
自然公園内の河川敷の一部においても行えるようにしております。 また、公園内への車の乗り入れは、原則
都市公園法及び大分市
都市公園条例にて規制されていますが、
自治会で行う催しなどにおいて、車の乗り入れを緩和してまいりたいと考えております」。
6番につきましては、「公園内でごみを燃やす行為が確認された場合は、注意看板を設置するなどの対策を講じ、注意喚起に努めてまいります」。
○
藤田委員長
ただいま報告がありましたが、皆さん方から質問等はありませんか。
○
岩崎委員
2番のスマートサポートステーションですが、回答の最後に、JR九州に対し導入計画の検討に当たっては、引き続き慎重な検討と丁寧な説明を求めてまいりますという回答ですが、意見は、無人化をしないように働きかけてほしいという意見ですので、回答の最後のところに、無人化の計画も見直すことも含めて、引き続き慎重な検討と丁寧な説明としたほうが、より市民の方とかみ合った回答になるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○
宮下都市計画部次長兼
都市交通対策課長
本市といたしましては、これまで一貫して、慎重な検討と丁寧な説明を市民のためにということで求めてきておりますので、これまで大前提として、賛成、反対という立場をとっておりません。市としては、市民が困らないように、JR九州については、市民の不安を解消してくださいということで働きかけを行う中で、市民説明会を行っていただいたり、今回も丁寧な対応ということで、再度要請をした結果で、案内コーナー等をそれぞれの駅につくっていただいて、駅員を配置して、利用者に丁寧に説明をするというようなことにもつながっているということがございますので、引き続きこういった姿勢で、JR九州に対してお話したいというふうに考えております。
○
藤田委員長
よろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
では、
執行部のほうから、そのほか何かありますか。
○
宮下都市計画部次長兼
都市交通対策課長
1点報告がございます。鶴崎駅によるバリアフリー化について、資料をお配りしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
○
藤田委員長
はい。
〔資料配付〕
○
宮下都市計画部次長兼
都市交通対策課長
本年9月の本
委員会で、鶴崎駅のバリアフリー化の工事の着手の報告をしたところですけれども、今回3月8日金曜日に、改札内の多目的トイレやエレベーター2基が供用開始をされたという状況でございますので、資料とあわせて御報告をさせていただきました。
○
藤田委員長
質疑等はありませんか。
○
高橋委員
利用しましたが、階段からおりたときに、人が通るときに、ピンポンと鳴っていますが、あれは何なのかということと、音がすごく大きいと思うのですが、なぜですか。
○雨川
都市交通対策課参事
盲導鈴と申しまして、目の不自由な方が、この位置に階段があるということを認識するための音でございます。J:COMホルトホール大分にも、障害者用トイレの前を通ると、トイレですということで、御案内すると思います。そういった趣旨によるものです。
○
藤田委員長
よろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
以上で、
都市計画部の案件が全て終了しました。
ここで、3月末をもって退職される方々から御挨拶の申し出がありますので、お願いいたします。
〔退職者挨拶〕
〔
委員長お礼の挨拶〕
○
藤田委員長
それでは、18日の
委員会は午前10時に開会をいたします。
本日はこれにて散会をいたします。お疲れさまでした。
午後0時6分散会...